麻雀 - 頭ハネとは?
麻雀用語の一つである、頭ハネについて説明します。
頭ハネは麻雀用語の中でも少し理解に苦しむ用語ではないかと思います。
また、頭ハネに関する用語で、上家(かみちゃ)と下家(しもちゃ)という言葉についても理解しておく必要がありますので、まだご存知ない方はこちらでご説明します。
頭ハネの大前提
- 頭ハネは麻雀のルールの一つです。
- 頭ハネを適用するか適用しないかはゲーム開始前に決めておく必要があります
頭ハネの意味
頭ハネとは、同時に2人からのロン(ダブルロン / ダブロン)が発生した場合、ロンした人全員をアガりとせず、上家(かみちゃ)の人のみアガりとする麻雀のルールの一つです。上家の人のみ、という言葉をもう少しわかりやすく説明すると、放銃した人の次のツモに最も近い人(反時計回りに最も近い人)ということになります。
もちろん、頭ハネのルールを適用する場合、供託もアガった人の総取りとなります。
図で簡単に分かる頭ハネ
パターン1
あなた(A)とBさんの2人が、Dさんからロンしました。もし頭ハネあり(ダブロンなし)の場合、あなた(A)とBさん、どちらがアガれるでしょう?
答え↓
正解は、あなた(A)です。放銃したDさんの次のツモに近い人、つまり反時計回りに近いのはBさんよりあなた(A)ですよね。もう1パターン見てみましょう。
パターン2
あなた(A)は両隣の人から同時にロンされました。この場合、アガれるのはBさんとDさんのどちらでしょうか?
答え↓
正解は、Bさんです。放銃したあなた(A)の次にツモるのはBさんです。つまり反時計回りに近い人はBさんなので、アガりはBさんとなります。
頭ハネあり = ダブロンなし
「頭ハネあり = ダブロンなし」。このように理解しておいた方がいいと思います。友達と麻雀するときは、「ダブロンありにする?なしにする?」と確認し、もしダブロンありなら頭ハネなし。ダブロンなしなら頭ハネあり、ということになります。
プロ麻雀やフリー雀荘は頭ハネどうしてる?
基本的にですが、
です。あくまでも基本的に、ですので、フリー麻雀にいく方はお店で確認する必要があります。
ダブロンあり(頭ハネなし)のとき、供託は?
基本的にプロでもない限りダブロンありで麻雀する人の方が多いようです。
ダブロンありの場合は放銃した人が2人にそれぞれの点数を支払うわけですが、供託がある場合、その供託はどう支払われるのでしょうか。
例えば、前局でリーチがあり流局したとしましょう。その場合、本局では前局のリーチ棒1,000点の供託はアガった人がゲットできます。
ここで本局にダブロンが発生した場合、その供託1,000点はどうするのでしょうか?
- 頭ハネが適用され、放銃者に近い人がもらえる
- アガった2人で半分ずつ山分け
基本的に、1. 頭ハネが適用され、放銃者に近い人がもらえる でいいと思います。2.の山分けだと本場もあったりして割り切れなかったりしますからね。
以上、麻雀の頭ハネについての説明でした。
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